売れるサイト作成ノウハウ
テーマの設定商品の選択
サイトのテーマが決まっている場合は良いのですが、これから作ってみようとするとき、テーマで悩むことがあります。テーマの設定とサイトで取り扱うべき商品・サービスについて説明します。
サイトのテーマ
まずサイトのテーマを何にするかですが、よく言われるように、自分の好きなこと、得意なことをテーマとしたサイトを作ることをおすすめします。
その理由は、好きなこと得意なことであれば、自分独自の情報やノウハウなどを持っているからです。その情報やノウハウが他のサイトにはない強みとなって差別化が図れます。他のサイトにはない情報があれば言うことがありません。
独自の情報やノウハウがないとしても、好きなこと得意なことであれば、豊富な情報量を持っているはずです。ある特定のテーマの情報は、そのサイトだけで手に入れることができるというだけの情報量があれば、訪問者がそのサイトを選択する理由になります。
現在得意とは言えないものであっても、強い興味があり熱心に取り組めるものであればテーマとなりえます。得意なことであっても知らないことはあります。色々な調査が必要となってきます。粘り強く取り組むことが苦にならないものをテーマに選ぶべきです。
絞込み
テーマやターゲットを絞り込みなさいと言われます。なぜ絞り込む必要があるのか。
ターゲットが広すぎると誰も自分のことだと認識しません。例えば広告に、「サラリーマンに耳よりな情報です」というコピーが書かれてある場合、自分がサラリーマンであってもなんとなく流してしまうと思います。
コピーが「給料以外に副業で収入を得たいと思っているサラリーマンに耳よりな情報です」となってる場合、「おっ、何だ」と目を通してみる人が出てくるはずです。条件をつけて絞っていくほど自分のことだと認識する人が出てくるようになります。
ターゲットを絞ることはニッチな分野を目指すことではありません。例えば、木村拓哉が着用するためだけにデザインしたジーンズを販売したとします。そのジーンズを購入するのは、木村拓哉にあこがれる人や彼のファッションに共感した人々です。
ターゲットを絞ることによって個性が生まれます。お客になる人はターゲットとした層だけではなく、その個性に共感した人々になります。ですからターゲットを絞ることを恐れる必要はありません。
当然その個性に共感しない人々もいます。しかしすべての人の共感を求めると、何の個性も魅力もないものになってしまいます。それに、人それぞれ好みも興味も異なります。すべての人々の共感を得るのは無理です。
具体的にどこまで絞ればいいのか。ある特定の個人にまで絞ってみて下さい。例えば自分の大切な人をターゲットにして下さい。あの人ならこういう情報を求めているだろう。この話は気に入ってくれるだろう。それがお客様視点につながります。
タイトルの決定
アクセスアップの面からもサイトのタイトルは重要になってきます。タイトルの決定には時間をかけても構いません。十分に考えましょう。
ネットを利用する人の大半は何らかの情報を探しています。その8割の人は検索エンジンを利用しています。検索結果のどこを見るかと言うと、まずタイトルです。タイトルを見て必要な情報を得られそうかを判断します。
一目見てサイトの内容がわかるものにしなければなりません。検索結果の最初に表示されたからといって、5番目のサイトよりアクセス数が多くなるというわけではありません。必要としている情報が得られそうだと思うところからクリックされていきます。
わざと内容がわからないタイトルをつけるテクニックもあります。しかし、これは高等なテクニックです。最初は正攻法で行くべきでしょう。
次に重要なのはサイトの紹介文です。タイトルの横に紹介文をつけているサイトがたくさんあります。これは一目でサイトの内容を理解してもらうものです。
インターネットの世界では3秒ルールというものがあります。これは、訪問者はサイトにアクセスして3秒でそのサイトに滞在するか他のサイトへ行くか決めるというものです。新聞の折込チラシなどでは0.5秒だと言われています。訪問者は待ってくれません。いかに短時間で伝えるかが重要となります。
どのような商品・サービスを扱うか
あなたのサイトに来る訪問者は、あなたのサイトのテーマに興味のある人たちです。当然ながら、おすすめする商品はサイトのテーマに関係するものでなければ興味を示してもらえません。
自分自身がネットを利用するときのことを考えてみて下さい。このサイトに金融の広告があればどう思うでしょうか。きっと素通りするでしょうし、人によっては嫌悪感を抱くかもしれません。
最適の商品・サービスは自分が購入したものです。なぜその商品・サービスを購入したか。注目して欲しくなり、最終的に購入に至った過程はお客様の視点です。それを整理して文章にすれば、有効なセールスレターになります。
購入していない商品であっても、欲しいと思った商品を見つけたときにはなぜ欲しいと思ったかということを意識して整理するようにして下さい。お客様の視点に立った有効なセールスレターを作成する大きなヒントになります。
サイトの構築
サイトを作ることが目的ではなく、アフィリエイトの成果を得ることが目的です。目的を達成するためには、どのようにしてサイトを構築しなければならないかを説明します。
ユーザーにやさしいレイアウト
ユーザーが見やすい使いやすいレイアウトを心がけましょう。いくら内容が充実したサイトでも、何がどこにあるのかわからないサイトはユーザーが迷子になってしまいます。ユーザーがスムーズにストレスを感じることなくサイト内を移動できるようにしましょう。
一貫性をもたせてユーザーを混乱させないことが大切です。あるページは左サイドにメニュー、別のページは右サイドにメニューと一貫性のないのは混乱の元です。
右側にメニューを配置するとHTMLソースで本文がメニューより先に記述されます。この方がSEO的に有利だということもあり、迷ったらメニューは右側に配置すると良いでしょう。
ナビゲーションをつけて、サイト内のどこにいるかわかるようにすることも大切でしょう。
ユーザーを逃がさないサイト構成
最終的な目的はユーザーに商品・サービスを購入してもらったり、会員登録してもらったりすることです。ユーザーが、訪問→閲覧→購入という流れで動いてくれるようなサイト構成にするべきです。
サイト構成が理想的かどうかを分析するためにアクセス解析を行います。アクセス解析によって得られるデータは、アクセス数、検索キーワード等です。
ユニークアクセスとページビューの差が小さいときは、あるページだけを見て帰った可能性が高いといえます。複数のページを見てもらう工夫を施す必要があります。
目安としては、ページビューがユニークアスセスの3倍以上あれば、しっかりと見てもらっていると考えてよいでしょう。
ページ数が多い場合はユーザーはどこから見ればいいのか迷うかもしれませんので、道筋みたいなものがあるといいかもしれません。
分析しながらサイトを改良していきます。公開した時点で終わりではなく、公開した時点が次のステップへの始まりでもあるのです。
広告の活用方法
広告にはバナー広告、商品リンク、テキストリンクがあります。効果的な広告の利用法を説明します。
どの広告を使うか
テキストリンクを中心に使用します。テキストリンクは文章に溶け込み、広告らしく見えないからです。クリック率はテキストリンクが圧倒的に高いようです。
視覚に訴えたいときにはバナー広告や商品リンクを使いますが、そのまま使わず、コメントを添えたほうが効果的です。
広告の比率は、テキストリンクを9割程度使っても良いと考えます。バナー広告や商品リンクは画像です。画像が多くなれば表示される時間が長くなります。それだけユーザーに逃げられる原因となるわけです。
広告の配置
情報提供型サイトの場合、ページの上部に大きなバナー広告を貼るのは避けるべきです。商品の販売が目的だと思われると、ユーザーを混乱させることになります。
最初にすべきことは情報提供です。情報を提供し、そのあと関連する商品を紹介するという順にします。
Google AdSenseは本文の下部に配置するのが良いでしょう。文章に集中すると、サイドに目がいきづらくなるので、段落の切れ目やページの下部に配置する方が目にとまる確率が高くなります。
しかし、サイトのレイアウトによっていろいろと変わりますので、広告を置く場所は試行錯誤するしかありません。
ユーザーの信頼を得る
信頼をおける人が薦めるからこそ信用を得られます。最初に必要なのは商品を宣伝することではなく、ユーザーの信頼を得ることです。
情報の量と質
好きなことや得意なことをテーマとしているならオリジナルの質の高い情報をひとつは持っているでしょう。それを目玉とし、情報量を追求してください。
もちろん量と質の双方が充実していれば言うことはありませんが、まずは量を追求します。情報量が多ければ以下のメリットがあります。
量を重視する理由は、お気に入りに登録してもらえる可能性が高まるからです。最初のアクセスで読みきれなければ、あとでまたアクセスしようと考えるからです。
商品を購入する確率が、最初より二度目、二度目より三度目の訪問のほうが高くなるのは現実の店舗において実証済です。
情報量が多ければ、サイトに滞在する時間が長くなります。滞在時間が長ければ長いほど、その店舗での購入額が高くなるというデータがあります。
情報量が多ければ、そのテーマに関する専門家だという認識をもってもらえます。
ページ数が多くなるとサイト内部の被リンク数が多くなります。被リンク数を増やすのはSEO対策となります。
サイトの更新
定期的にサイトを更新し鮮度を保ちましょう。このサイトには新しい情報がないと思われると自然と足が遠のいてしまいます。定期的に新しい情報がアップされると定期的に訪問してもらえます。
ユーザーに何を訴えるか
人は売り込まれることが嫌いです。ただ商品を売り込むことは逆効果です。ユーザーに何を訴えるべきかを説明します。
ハードオファーは嫌われる
店に入るとすぐに店員が寄ってきて「いらっしゃいませ!何をお探しですか?」「これがオススメですよ!」などと売り込まれる。これがハードオファーです。
最近はこのような対応をする店員は少なくなりました。人は売り込まれることは嫌いということを店舗経営者が認識してきたからです。
が、インターネットの世界では、まだまだ健在です。売り込みのセリフが連呼されているサイトがありますよね。露骨に売り込まれるとユーザーは引いてしまいます。
今の世の中品質が良いのは当たり前でしょう。強調しすぎるとかえって逆効果です。
そもそもあなたのサイトに来るユーザーは、商品を求めて来たのではなく情報を求めて来たのです。最初に提供するのは情報です。商品等はそのあとなのです。
モノではなく体験
物が不足していた戦後直後とは違い、現在ではさまざまな物があふれています。誰もあなたがススメる商品を欲しいとは思わないかもしれません。
物が欲しくなければ何が欲しいのか・・・。
それは・・・、モノの向こうにある体験なのです。
たとえば、おばあちゃんが孫におもちゃを買ってあげるのは、孫が自分になつくという体験を得たいからでしょう。
車においては、隣に乗せる人とどこ行こう?セカンドシート・サードシートに乗せてワイワイやりながらお出かけ!・・・なんてことを考えながら購入するのではないでしょうか?買った後の体験を想像しながら・・・。
人が行動する理由
人が行動する理由を突き詰めると2点に集約されるようです。
●苦痛から逃れるため
●良い気分になるため
あなたが売りたい商品の目的は何でしょうか。本能に訴えるのが効果的なのですね。このことを考慮して戦略を練ると成功が見えてくるのは必至です。
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